第3回日独哲学会議「ハイデッガー像は、どう変わるのか?」報告

2014年12月13日(土)・14日(日)の両日、ハイデガー研究会は、東京ドイツ文化センター・日独文化研究所との共催で、第3回日独哲学会議「ハイデッガー像は、どう変わるのか?」を開催いたしました。

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12月13日(土)は、18:00から21:00にわたり、渡邉和典氏(学習院大学)の司会のもと、二つの講演と討議が行われました。登壇者と講演題目は以下のとおり。ペーター・トラヴニー氏(ヴッパータール大学)による「ハイデッガー、『世界のユダヤ人集団』と近代」、齋藤元紀氏(高千穂大学)による「『黒ノート』は、ハイデガーの評価に何をもたらすのか?」。

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翌12月14日(日)は、16:00から21:00にわたり、関口浩氏(早稲田大学)の司会のもと、ワークショップの提題と討議が開催されました。ワークショップの提題は5名、題目は以下のとおり。(1)轟孝夫氏(防衛大学校)「ハイデッガー『黒ノート』における反ユダヤ主義の存在史的背景」、(2)加藤惠介氏(神戸山手大学)「いくつかの区別について」、(3)ペーター・トラヴニー氏(ヴッパータール大学)「マルティン・ハイデッガーの哲学は反ユダヤ主義的か」、(4)三島憲一氏(大阪大学名誉教授)「なぜ私だけの存在史的反ユダヤ主義?」、(5)中田光雄氏(筑波大学名誉教授)「ハイデッガーにおける<ドイツ的なもの>と<フランス的なもの>」。

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通訳は、両日共に、陶久明日香氏(学習院大学)と岡本美枝氏が担当しました。

両日あわせて約200名の皆様にご参加いただき、講演、ワークショップ共にハイデガーの『黒ノート』をめぐって、激しい議論が展開されました。ハイデガーの「反ユダヤ主義」をめぐる議論は尽きることなく、両日ともに時間を大幅に超過することになりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。本講演とワークショップの成果の詳細は、追って公開を予定しております。

なお写真は、大本薫氏(@sunamajiri)よりご提供いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
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by HeideggerAT | 2014-12-27 16:33
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