<   2012年 11月 ( 3 )   > この月の画像一覧

11月ハイデガー研究会例会報告

2012年11月25日(日)、法政大学大学院棟201教室にて、11月のハイデガー研究会例会が開催されました。

前半は、庄子綾さん(法政大学)の担当による「アナクシマンドロスの箴言」輪読会。いよいよ佳境を迎え、アナクシマンドロスの箴言を構成するひとつひとつのギリシア語に対して、ハイデガーの解釈の負荷も高まっています。FugやFugeの意義や訳語をめぐって、議論が沸きました。

後半の研究発表は、田村未希さん(東京大学)の「『存在と時間』における現存在の決意性と歴史性について」。真理と被解釈性の概念を活用することによって、『存在と時間』の後半部分の「決意性」ならびに「歴史性」の議論の流れを手際良く読み解く発表。先行研究に対する批判的解釈や『存在と時間』の理解をめぐって活発な質疑応答が交わされました。今回は予定を30分超過して閉会しました。

f0057514_1719513.jpg


次回ハイデガー研究会は12月23日(日)、特別企画として齋藤元紀著『存在の解釈学』合評会を開催します。
[PR]
by HeideggerAT | 2012-11-27 17:20

ハイデガー研究会特別企画 齋藤元紀著『存在の解釈学』合評会

[ハイデガー研究会特別企画] 齋藤元紀著『存在の解釈学』合評会

f0057514_21523212.png


12月のハイデガー研究会は、特別企画として齋藤元紀著『存在の解釈学』の合評会を行います。 このたびハイデガー研究会では、齋藤元紀著『存在の解釈学――ハイデガー『存在と時間』の構造・展開・反復』(法政大学出版局、2012年3月)の合評会を開催いたします。

「哲学とは、現存在の解釈学から出発する普遍的な現象学的存在論である」――ハイデガーがその主著の『存在と時間』において明言しているとおり、「解釈学」と「現象学」は彼の思索を支える相即の二本柱であるといえます。従来の研究において現象学的な側面が様々な仕方でクローズアップされてきた反面、解釈学に関しては掘り下げられることがありませんでした。

それに対し、本書はハイデガーの思索の解釈学的性格に焦点をあて、初期から中期までの極めて多岐にわたる彼の哲学的思考の核心をこの「解釈学」の内に見定めようとする画期的な試みです。著者はハイデガーにおける「解釈学」を、その構造を明らかにした上で「現存在」を解釈するための方法論に尽きるものではなく、むしろ他者や共同体、自然などをも含む「存在」一般についてのハイデガーの哲学的思考をも貫くものとして捉え直し、最終的には「存在の解釈学」という射程のもと『存在と時間』の「現存在の解釈学」の意義と制約を究明すべく果敢に挑戦します。この注目すべき試みに、ハイデガー研究会も積極的な対話の場を設けたいと思います。

今回は、コメンテーターとして森秀樹氏(兵庫教育大学)、村井則夫氏(明星大学)、伊藤直樹氏(法政大学)の三名にも加わっていただき、会場の皆さんと共に齋藤氏を囲んで議論を楽しみたいと思います。ハイデガー研究者のみならず、現象学、解釈学、そして広く哲学に関心を寄せる方々にも、ぜひご参集いただければと思います。なお、合評会後は懇親会も開催の予定です。みなさまのご参加、お待ちしています。



日時:2012年12月23日(日)13:00-17:00
会場:法政大学大学院棟201教室
http://www.hosei.ac.jp/campus/ichigaya/ichigaya.html
Map: http://bit.ly/Ktunr1

プログラム
13:00-13:10 著者あいさつ
13:10-14:00 セッション①森秀樹(兵庫教育大学)
14:00-14:50 セッション②村井則夫(明星大学)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:50 セッション③伊藤直樹(法政大学)
15:50-17:00 全体討議
司会:陶久明日香(学習院大学)

申し込み不要・参加自由。
連絡先:
heidegger.tokyo[a]gmail.com
[PR]
by HeideggerAT | 2012-11-13 21:54

11月ハイデガー研究会例会案内

11月ハイデガー研究会例会案内

日時:2012年11月25日(日)15:00-19:00
会場:法政大学大学院棟201教室
校舎、地図は以下のリンクを参照してください。
http://goo.gl/8rhfz
http://goo.gl/f1s6H

プログラム
1.輪読会15:00-17:00
「アナクシマンドロスの箴言」
担当:庄子綾(法政大学)
訳読範囲:GA5, S. 357/第二段落、Dike, aus dem Sein...)(単行書S. 329)-363(第一段落、...so und so der Fall ist.)(単行書S. 334)まで。

2.研究発表17:15-18:45
田村未希(東京大学)
「『存在と時間』における現存在の決意性と歴史性について」
[PR]
by HeideggerAT | 2012-11-07 01:04