<   2012年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ハイデガー研究会特別企画「ハイデガー・フォーラム・プレ発表会」のお知らせ

このたびハイデガー研究会では特別企画として、9月15日(土)・16日(日)に東北大学で開催予定のハイデガー・フォーラムの発表者、景山洋平さんと木村史人さんお二人のプレ発表会を9月8日(土)に行います。

景山さんはドイツ・ブッパータール大学から帰国中のお忙しいところ、お時間割いてお話しいただきます。また木村さんとは中国・福州大学と回線をつないでお話しいただきます。

予約不要、参加自由。東北大学にいらっしゃれない方も、話を聞くことのできる貴重な機会です。ぜひみなさま、ふるってご参加ください。

***
ハイデガー研究会特別企画「ハイデガー・フォーラム・プレ発表会」
日時:2012年9月8日(土)
会場:法政大学大学院棟202教室
http://goo.gl/8rhfz
http://goo.gl/bhwr2

プログラム
(1)15:00−17:00
景山 洋平(ブッパータール大学) 「自然の経験と共生の創造——後期ハイデガー哲学を基礎として」

(2)17:00−19:00
木村 史人(福州大学)「技術と倫理、その時間性——ハンス・ヨナスとハンナ・アーレント」
***
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-27 22:58

ハイデガー研究会8月例会報告

2012年8月のハイデガー研究会が25日(土)に行われました。

前半の輪読会では、アナクシマンドロス自身の言葉と本当に受け取ることができるのはどの範囲なのか、またハイデガーのホメロスへの言及などにかんして話し合われました。
後半には、ハイデガーにおける「哲学の始まり」としての哲学史、特にアリストテレスの重要性にかんして、また全集61巻の位置づけをめぐり、周辺の初期フライブルク講義から『存在と時間』まで射程に入れて、特に形式的告示や根本気分の役割をめぐって議論がなされました。
輪読担当者の丸山さん、研究発表者の齋藤さん、大変お疲れ様でした。


f0057514_23195964.jpg


次回のハイデガー研究会は9月30日(日)を予定しております。またハイデガー・フォーラムのプレ発表として木村さんと景山さんにご発表いただく機会も9月初旬に設けられる予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-27 20:20

ハイデガー・フォーラム 第七回大会案内

ハイデガー・フォーラム 第七回大会が下記のとおり開催されます。
HPには発表レジュメも掲載されています。発表原稿も順次掲載予定ですので、ご覧ください。
http://heideggerforum.main.jp/forum.htm

2012年9月15日(土)、16日(日)
東北大学 川内南キャンパス 文学部 第一講義室
 (JR 仙台駅前バスプール、乗り場9より、「動物公園循環」か「宮教大」か「青葉台」に乗 り、「東北大川内キャンパス・萩ホール前」下車、徒歩5分)
参加費/賛同人2000円
    一般聴講者一日当たり1000円 高校生500円 (事前申し込み不要)

統一テーマ 「自然と技術への問い」
特集 「ソクラテス以前とハイデガー以後」

プログラム:
○ 一日目
10:30~ 景山 洋平(ブッパータール大学)   司会:轟 孝夫(防衛大学校)
  「自然の経験と共生の創造――後期ハイデガー哲学を基礎として」 
13:00~ 安部 浩(京都大学)           司会:石原 孝二(東京大学)
  「責任から科学技術へ――そして科学技術から再び責任へ」 
14:30~ 小泉 義之(立命館大学)        司会:杉田 正樹(関東学院大学)
  「自然力と労働力」 
16:00~ 大澤 真幸(『THINKING「O」』主宰)  司会: 野家 啓一(東北大学)
  「〈技術〉と〈未来の他者〉」

○ 二日目
10:00~ 木村 史人(立正大学)       司会:田端 健人(宮城教育大学)
  「技術と倫理、その時間性――ハンス・ヨナスとハンナ・アーレント」 
11:30~ 後藤 嘉也(北海道教育大学)  司会:荻原 理(東北大学)
  「アレーテイアから死すべきものたちの公共空間へ」 
14:00~ 総会
14:30~ 内山 勝利(京都大学)        司会:日下部 吉信(立命館大学)
  「《ソクラテス以前》ということ:初期ギリシア哲学の思考様式」 
16:00~ 品川 哲彦(関西大学)        司会:直江 清隆(東北大学)
  「技術、責任、人間」 


第七回大会テーマ

(2012 年9月15日(土)16日(日)、東北大学)

・統一テーマ 「自然と技術への問い」: 大澤真幸氏、小泉義之氏
 二十世紀の真只中で、ハイデガーが「技術への問い」を立ててから、六十年が経った。戦争の世紀がもたらした究極のテクノロジーたる核兵器の脅威に襲われつつ、現代技術の本質を、Ge-stell(集立、組み立て、巨大収奪機構、総かり立て体制)に見出した哲学者は、万物を挑発する仕掛けの「危険」が昂じるその瀬戸際にこそ「転回」が訪れる、と語った。この技術論をいかに解すべきか、半世紀以上も予備学習させられた挙げ句、二十一世紀のわれわれは再び、件の問いを立てるべく促されるに至っている。しかも、地震と津波が原発事故を招来した今、その問いは、「自然への問い」と一体となった。ピュシスとテクネー。哲学の根本問題を大いに語り合おう。

・特集 「ソクラテス以前とハイデガー以後」: 内山勝利氏、品川哲彦氏
 ハイデガーに学び、ハイデガーを乗り越えようとした者たちは、それぞれ「自然と技術への問い」を引き受けてきた。レーヴィット、ヨナス、アレント、アンダース、マルクーゼ、三木…。現代技術論の地平がここに切り拓かれた。ハイデガーはハイデガーで、ピュシスやテクネーに関して、ソクラテス以前のギリシアから学んだ。アナクシマンドロス、ヘラクレイトス、パルメニデス、さらにはホメロス、ピンダロス、ソポクレス。原子と虚無とで万物を説明する世界像が、ギリシア自然哲学に淵源すること一つとっても、古代と現代とを行き来するに如くはない。
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-24 19:08

「ハイデガーと解釈学」

ゲーテ・インスティテュート東京の「『存在と時間』をドイツ語で読む会」にて、齋藤元紀さんがゲストスピーカーとしてお話をします。

日程は2012年8月31日(金)、18:15~20:15となっております。事前登録不要、参加無料ですので、奮ってご参加ください。

詳細は以下、齋藤さんによる案内のページをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/eksistenz/e/b28a25a85c15b0d86091b8c39da15998
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-24 18:59

8月ハイデガー研究会例会案内

8月のハイデガー研究会案内

直前になりましたが、明日25日、ハイデガー研究会8月例会を開催します。

日時:2012年8月25日(土) 15:00-19:00

会場:法政大学大学院棟2階202教室(いつもの201教室のとなりです)
http://www.hosei.ac.jp/campus/ichigaya/ichigaya.html
グーグルマップは以下のリンクからお願いいたします
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&msa=0&msid=206737661861714382529.000498232dc8126cfed77&brcurrent=3,0x605d1b87f02e57e7:0x2e01618b22571b89,0&source=embed&t=v&z=17&vpsrc=0&iwloc=000498235c977e7620a39

<プログラム>
1.輪読会15:00-16:50
「アナクシマンドロスの箴言」(GA5, S. 338-344)

担当:丸山文隆(東京大学)
訳読範囲 GA5, S. 338(Wir sind...から)-344(zum Vorschein kommt.まで)

2.研究発表17:00-19:00
「哲学史をいかに読み解くか――ハイデガーによるアリストテレスの現象学的解釈のプログラム」(全集61巻をふまえて)齋藤元紀(法政大学)

みなさま奮ってご参加ください。
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-24 18:53

ハイデガー研究会第三論集『科学と技術への問い』(理想社)刊行しました

f0057514_11463893.jpg

ハイデガー研究会のメンバーに村田純一、松本啓二郎、ペーター・トラヴニーの3氏を加えた15本の論考。巻末には科学・技術・芸術をめぐる独仏英文献案内を収録。ぜひご一読下さい。(http://amzn.to/NuSBAb)

『科学と技術への問いーハイデッガー研究会第三論集』山本英輔・小柳美代子・齋藤元紀・相楽勉・関口浩・陶久明日香・森一郎編、理想社、2012

<目次>

第一部 前期ハイデッガーにおける科学と技術

・「哲学と個別科学ー初期ハイデッガーにおける根源学としての現象学ー」池田喬、
・「解釈学の脱技術化ー前期ハイデッガーにおけるテクネー概念をめぐってー」齋藤元紀、
・「『存在と時間』期の科学論」鷲原和宏、
・「ハイデッガーと大学の理念ーヤスパースを手がかりにしてー」松本啓二郎、
・「使命としての知ーハイデッガー1934年の「言葉」を巡る転回ー」相楽勉


第二部 後期ハイデッガーにおける科学と技術

・「惑星と技術ーハイデッガーのエルンスト・ユンガー読解ー」ペーター・トラブニー(木村史人/庄司綾 訳)、
・「物と総かり立て体制ー『ブレーメン講演』再読ー」森一郎、
・「芸術と学問ージャコメッティの彫刻と空間の問題とをめぐってー」関口浩、
・「技術支配の時代における芸術ーハイデッガーとベンヤミンにおける芸術の享受者への問いー」渡辺和典、
・「尺度と同等化ー後期ハイデッガーの科学論ー」陶久明日香


第三部 現代における科学と技術ーハイデッガー的アプローチー

・「技術の創造性ーハイデッガーと技術の哲学ー」村田純一、
・「自己知・アスペクト・遮蔽ーハイデッガーとウィトゲンシュタインにおける「霊性の構え」ー」荒畑靖宏、
・「ハイデッガーの動物論の射程ー人間と動物との共存在の倫理へー」三谷竜彦、
・「<場>の謎ープラトン・ハイデッガー・場の量子論」小柳美代子、
・「ハイデッガーと精神科学の問題ー質的研究の興隆によせてー」山本英輔


科学・技術・芸術に関する独・仏・英ハイデッガー研究文献案内
監修:齋藤元紀
赤塚弘之、木村史人、金成祐人、嶋崎史祟、譽田大介、小手川正二郎、津田良生 編
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-22 11:47

茂牧人著『ハイデガーと神学』合評会報告

2012年7月29日(日)、茂牧人著『ハイデガーと神学』(知泉書館、2011年9月)の合評会が開催されました。

渡辺和典さん(学習院大学)の司会のもと、著者の茂さんのあいさつにはじまり、古荘真敬さん(東京大学)、村井則夫さん(明星大学)、本郷均さん(東京電機大学)の順に、それぞれ一時間程度をかけてコメントとディスカッションが行われました。

f0057514_1522011.jpg


古荘さんからは「痛み」と「赦し」をめぐって、村井さんからは神をめぐる否定神学的な方法論をめぐって、そして本郷さんからは否定神学と言語の関係をめぐってコメントが提示され、茂さんと熱心な応答が繰り広げられました。

f0057514_1514927.jpg

f0057514_1532316.jpg


その後はさらにフロアとも、ハイデガーにおける神学と歴史解釈の関係について、また「赦し」の理解をめぐって、いっそう白熱した議論が展開しました。不在の神をいかにしてわれわれは考えることができるのか。赦すとはいかなることなのか。『ハイデガーと神学』の提起した問いの深みに、参加者の思考はおおいに刺激を受けたはずです。

f0057514_1512880.jpg


活発な議論のおかげで、予定していた時刻を一時間延長し、合評会は終了しました。参加者は30名を超え、おかげさまでたいへんな盛況となりました。茂さんをはじめ、コメンテーターのみなさま、そしてご参加いただいたみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。

f0057514_1524122.jpg


その後神楽坂で開催された懇親会にも30名近くの方々にお集まりいただき、「神」をめぐって引き続き熱い議論が交わされました。
[PR]
by HeideggerAT | 2012-08-08 01:56