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ハイデガー研究会とは

ハイデガー哲学に関心をもっている研究者に共同の討議の場所を提供することがハイデガー研究会の目的です。

 
1.発足のきっかけ

 ハイデガー研究会は、1995年2月、東京女子大学における第1回研究会をもって発足しました。その後、東洋大学、早稲田大学、法政大学と会場を移し、毎月一回定期的に研究会を開いています。

 ハイデガー研究者が多数所属している研究会としてはすでに実存思想協会研究がありますが、この協会とドイツ観念論研究会との共同シンポジウムが1992年以来毎年開催され、その成果の一端が1994年に論文集『ハイデガーを学ぶ人のために』(大橋良介編・世界思想社)としてまとめられました。ハイデガー研究会は、この論文集の執筆者を中心に、おもに関東在住の者が呼びかけ人となって、ハイデガー哲学、およびこれに関連する現代哲学の諸問題を共同して研究するために、またこの論文集に続くさらなる成果を生み出すために発足しました。

 この新たな成果は、2000年12月に出版された『〈対話〉に立つハイデガー』(ハイデガー研究会編・理想社)としてまとめられています。

2.現在の活動内容

研究会は、毎月一回、定期的に開催されます。
プログラム

* 13:30-15:30 『哲学の寄与』(Beitraege zur Philosophie)講読
* 16:00-18:00 研究報告

 前半が全集第65巻『哲学への寄与』の講読、そして後半が研究報告の二部構成になっています。

 講読は、ドイツ語の訳読が中心となりますが、しかしときどきの文節の内に共同の思索の種を見つけて、それを参加者それぞれの関心から討究し合うことがこの講読の面白みともなっています。

 研究報告は、ハイデガーを中心に研究発表を行い、これについて自由に討議しております。目下のところ研究会が小さいためか、大変熱心に議論しあっております。

3.会員と組織

 特別に参加資格や会則は設けていません。現在の参加登録者数は約50人を超えています。つねに参加しているメンバーは30代から40代の中堅の研究者ですが、20代の大学院生も多数参加しております。

 また、ハイデガー研究者だけではなく、ドイツ観念論や現象学を専門としている研究者、哲学の分野をこえて、社会科学や民族学などの研究者、そして一般の方も熱心に参加しています。

 固定した組織はありませんが、森一郎(東京女子大学)、相楽勉(東洋大学)、関口浩(早稲田大学)、茂牧人(青山学院大学)らが中心となって会を取りまとめています。


4.編集活動

 本研究会の成果は、2000年12月20日に出版された『〈対話〉に立つハイデッガー』(ハイデッガー研究会編・理想社)にまとめられています。
 2006年には、第二論集『ハイデッガーと思索の将来―哲学への〈寄与〉』(理想社)が刊行予定です。
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by HeideggerAT | 2006-01-31 15:05