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ハイデガー研究会特別企画 渡邉和典著『最初期ハイデッガーの意味論』合評会

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ハイデガー研究会では特別企画として、以下のとおり、渡邉和典著『最初期ハイデッガーの意味論』合評会を開催いたします。みなさまぜひご参加下さい。

日時:2015年3月15日(日)13:00-18:00
場所:高千穂大学2号館4階大会議室(京王井の頭線西永福駅下車徒歩7分)
*場所の詳細は、以下ポスターのダウンロードリンクをご参照下さい。

 「存在の意味」とは何か。ハイデガーが『存在と時間』で掲げたこの問いは、哲学する者にとって今なお尽きせぬ魅力に満ちています。しかし、なぜ「意味」がことさらに問われなければならなかったのでしょうか。「意味」をめぐる存在の思考とはそもそもいかなるものなのでしょうか。
 この根本問題に正面から取り組んだ本格的な研究が昨年刊行されました。渡邉和典著『最初期ハイデッガーの意味論―発生・形成・展開―』(晃洋書房、2014年)がそれです。渡邉氏は本書で修学時代の若きハイデガーの思索へと立ち戻り、フッサールやディルタイを含めて、従来十分に顧みられることのなかった新カント派との関係を丹念に読み解くことで、『存在と時間』およびそれ以後にまで広がる「意味」をめぐる問いの発生、形成、そして展開の経緯を見事に明らかにしています。本書は、近年世界的に注目の高まる初期ハイデガー研究のなかでも群を抜いた水準の論考と言えるでしょう。そこでハイデガー研究会としても、本書の考察に学びつつ、また真摯な応答を試みたいと思います。
 今回は、景山洋平(東京大学)、森秀樹(兵庫教育大学)、大橋容一郎(上智大学)の三氏にコメンテーターとしてご参加いただき、齋藤元紀氏の司会のもと、渡邉氏を囲んで議論を楽しみたいと思います。ハイデガーのみならず、広く哲学に関心を寄せる方々にぜひご参集いただければ幸いです。なお、合評会後は渡邉氏を囲んで懇親会も開催の予定です。みなさまのご参加、お待ちしています。

渡邉和典(わたなべ・かずのり)
1975年茨城県生まれ。2009年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、学習院大学、帝京大学、青山学院大学非常勤講師。

プログラム
13:00-13:10 著者あいさつ
13:10-14:00 セッション1:景山洋平(東京大学)
14:00-14:50 セッション2:森秀樹(兵庫教育大学)
14:50-15:10 休憩
15:10-16:00 セッション3:大橋容一郎(上智大学)
16:00-18:00 全体討議
司会:齋藤元紀(高千穂大学)

ポスターのダウンロードは以下から。

入場無料・申込不要・参加自由。
連絡先:heidegger.tokyo[a]gmail.com 


by HeideggerAT | 2015-01-23 20:21
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