6月ハイデガー研究会例会報告

6月のハイデガー研究会例会は、高千穂大学にて開催されました。

前半の輪読会「それはなにかー哲学とは」では長谷川晴生氏(東京大学)の訳読をふまえながら、精確な翻訳の吟味と同時に内容の考察が行われました。ハイデガーの考える哲学とはどのようなものなのか、その現象学的・解釈学的意義はどのようなものといえるのか、熱心な議論が交わされました。

f0057514_22521795.jpg


続いての研究発表は、庄子綾氏(法政大学)による「〈象徴の受胎〉の可能性と意義」。カッシーラーの象徴論の核心部分をなす「象徴の受胎」について、訳語の意味はもとより、その哲学的意義と可能性を探るきわめて興味深い発表。ハイデガーのカント解釈にかかわる論点も数多く含まれており、ハイデガー研究の文脈においては言うまでもなく、哲学的思索一般にとってもじつに刺激的な内容でした。そのため議論は白熱し、予定時間を大幅に超過して終了しました。

今回は高千穂大学での初めての開催でしたが、20名を超える参加者が集まり、議論も大いに沸きました。
みなさんご参加ありがとうございました。

f0057514_230612.jpg


次回は7月21日(日)14:00より、立教大学での開催を予定しています。詳細は追ってお知らせします。
[PR]
by HeideggerAT | 2013-07-01 23:03
<< 2013年7月ハイデガー研究会... 6月ハイデガー研究会例会案内 >>