茂牧人著『ハイデガーと神学』合評会報告

2012年7月29日(日)、茂牧人著『ハイデガーと神学』(知泉書館、2011年9月)の合評会が開催されました。

渡辺和典さん(学習院大学)の司会のもと、著者の茂さんのあいさつにはじまり、古荘真敬さん(東京大学)、村井則夫さん(明星大学)、本郷均さん(東京電機大学)の順に、それぞれ一時間程度をかけてコメントとディスカッションが行われました。

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古荘さんからは「痛み」と「赦し」をめぐって、村井さんからは神をめぐる否定神学的な方法論をめぐって、そして本郷さんからは否定神学と言語の関係をめぐってコメントが提示され、茂さんと熱心な応答が繰り広げられました。

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その後はさらにフロアとも、ハイデガーにおける神学と歴史解釈の関係について、また「赦し」の理解をめぐって、いっそう白熱した議論が展開しました。不在の神をいかにしてわれわれは考えることができるのか。赦すとはいかなることなのか。『ハイデガーと神学』の提起した問いの深みに、参加者の思考はおおいに刺激を受けたはずです。

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活発な議論のおかげで、予定していた時刻を一時間延長し、合評会は終了しました。参加者は30名を超え、おかげさまでたいへんな盛況となりました。茂さんをはじめ、コメンテーターのみなさま、そしてご参加いただいたみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。

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その後神楽坂で開催された懇親会にも30名近くの方々にお集まりいただき、「神」をめぐって引き続き熱い議論が交わされました。
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by HeideggerAT | 2012-08-08 01:56
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